昨年の七月と八月、全世界の佛光人は督導友好研修課程や全民読書博覧会、理事・監事及び督導・会長連合会議や國際佛光青年会議、全国教師仏学サマーキャンプ、短期出家などに参加し、全体的に活発に活動していました。毎回の活動参加者は約千人以上で、あちこちで「吉祥」という和やかな挨拶が聞こえました。正に「諸上善人衆会一処」のようでした。その中でも、中国、台湾の外に百五十の国や地域の四百以上の有名大学から、優秀な千人の若者が参加した「国際青年生命学習キャンプ」が最も素晴らしいものでした。
九月二十四日、三好体育協会頼維正会長の推進の下、佛光応援団の歓声の中で日本、韓国、カナダ、マレーシア、台湾、香港など六カ国から八チ-ムが、佛光大学の懐恩館で「三好バスケット試合・全世界に飛躍、2010佛光杯国際大学女子バスケット招待試合」が始まりました。長年トレーニングをしてきた女子バスケット選手達は、李亨淑監督の指導の下、銀メダルを獲得しました。多くの人が私のバスケット好きをご存知ですが、実はバスケットは一番慈悲のあるスポーツなのです。自分の過ちを認める勇気が育てられ、チームワークが鍛えられ、更に相手に感謝する気持ちも持てます。それは、相手がいるからこそプレーができるからです。これはボールで友達を作るスポーツなのです。
十月、基隆霊泉寺の晴虚法師に招かれ、三壇大戒で導主を務めました。霊泉寺は私が台湾に来た最初の頃に行ったことのある寺院の一つです。百年前、善慧老和尚により開山されました。晴虚法師は私が五十年前に新竹青草湖で授業をした時の学生で、師弟の間柄であり、また仏教の大事な行事でもあるので、喜んで引き受けました。その後、私は急いで東京に向かい、日本の功徳主会及び幹部講習会に出席しました。十二月は南京大学、台湾大学及び上海交通大学に招かれ、「禅と人生」及び「私の学習と思想の過程」と題し講義をしました。また「花博覧会講座」にも出席し、美しい花博に力を添えさせていただきました。
「春が過ぎてまた春が来て、野の草花は何度も新しくなる」、二〇一〇年は既に過ぎ去っていきました。二〇一一年はちょうど中華民国建国百周年に当たります。父母から授かった命を大切にし、衆縁によって成就された命を社会のために恩返し、自性の信仰に対する命を向上させ、法身(法・真理そのもの)の永遠の命を悟り、「穏やかな家庭、互いの尊重、調和のある社会、平和な世界」という浄土世界を共に作り上げましょう。皆様のご多幸をお祈りいたします。
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